こすずめ日記

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2月大歌舞伎

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御園座、二月大歌舞伎昼の部に行きました。
当初予定されていた海老蔵出演の「石川五右衛門」は、例の騒動による海老蔵降板で、中村梅玉と中村福助による「勧進帳」や「義経千本桜」「与話情浮名横櫛」などに演目変更でしたが、それでも、2日目の客席は90%に入りの盛況・・・

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【昼の部】の演目は、馴染み深いものばかり・・・
一、芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ) 葛の葉
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳
三、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 源氏店

一、、、葛の葉は、  恋しくば訪ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
有名なこの歌にまつわるきつねの女房の話・・・安部保名の妻:葛の葉は、保名に助けられた狐。
童子と言う子もある所へ現れたのが実物の葛の葉姫。後ろ髪をひかれながら、夫と子供を残して信太の森へと帰る、別れの歌です。
左手で筆を持っての鏡文字(左右反対の文字)や、下から上に向かって書く文字、果ては子供を抱きながら口に筆を咥えての散らし書き、墨後も美しい・・・福助さんでした。
ちなみに、この時残された童子は、陰陽師の安倍晴明だそうです。

二、、、勧進帳・・・安宅の関での富樫と弁慶の応酬と所作・引っ込みの飛び六方を堪能しました。
兄、頼朝に追われ奥州平泉の藤原氏の元へ落ちのびようとする源義経。これを捕らえようと各地に関所を設けた頼朝。
山伏姿に変装した義経と弁慶たちが安宅の関に差し掛かり、関守:冨樫の詮議を受けます。一行の山伏姿を疑う富樫に、東大寺復興勧進のため諸国を廻る役僧と称し、何もか書かれていない勧進帳(寄付帳)を読み上げ、一旦は難を逃れます。
が、再び強力姿(荷人夫)の義経に疑いをかけられると、弁慶はすかさず金剛杖を持って主である義経を打ち据えます。冨樫は弁慶の忠誠心に心をうたれ、義経一行だと気付きながらも関の通行を許す・・・能の『安宅』が基になっています。

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三、、、源氏店は玄治店とも現わされるようです。
むかぁ~昔、私は産まれていましたが・・・昭和29年のこと、
春日八郎の「お富さん」が大ヒットしたのです。
でも歌詞の中の一部分、お芝居の内容そのまま見事に出てきます。
 「粋な黒塀、見越しの松」のある「玄冶店」。 
 風呂上がりの、まさに「婀娜(あだ)な姿の洗い髪」。
 「----死んだ筈だよお富さん、生きていたとはお釈迦様でも知らぬ仏のお富さん、ええさほう、玄冶店」
「今じゃよびなも切られの与三(よさ)よ」。など・・・

急に出演の決まった福助さんですが、『葛の葉』では、女房:葛の葉と葛の葉姫の二役で、早変わりの連続^^
『源氏店』では色っぽいお富さんを。
夜の部の二演目も、両方とも出ずっぱりの大活躍・・・凄いです。

それにしても、歌舞伎、やはりいいです・好きです。
舞台や衣装の美しい色合わせ、三味線・鼓など和楽器の音色と長唄・義太夫など人の声の心地よい響き、歌舞伎役者の踊り・所作・決まり事など見事な様式美だなぁ~と感心します。
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by kosuzume2 | 2011-02-06 23:59 | その他見聞読楽
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