ツクバネ・・・・
今日の新年会の姿ですが、帯締めが乱れているのが不本意です。
こすずめの姿は実はどうでもいいのです。
お見せしたかったのは、両脇に配した植物・・・ツクバネ:衝羽根です。
羽根つきの羽根にそっくりですが、本物の木の実で今日のお料理に添えてありました。
左上の絵馬型のお皿に載っています。
雌雄異株の半寄生植物で、マツやツガなどの針葉樹の根に寄生して育つ、
高さ1~2mになる半寄生性のビャクダン科の落葉低木は、
東北地方南部から四国、九州北部にかけて分布するらしい。
以前、一度だけアレンジメントに使った事を思い出しました。
食べられますか?と聞くと、NO・・・
でも、果実を煎って食べたり、塩漬けにして料理のつまにしても良いようです。
ツクバネで思い浮かぶあの和歌、百人一首の中の一首・・・
つくばねの 峰より落つる みなの川
恋ぞつもりて 淵となりぬる
これは、全く無関係で、
筑波のいただきから流れ落ちてくる男女川(みなのがわ)が、
細々とした流れから次第に水かさを増して深い淵となるように、
恋心も次第につのって今では淵のように深くなっている。
そんな恋の歌・・・でした。
よろしくお願いします。
by kosuzume2
| 2012-01-10 00:00
| 美味しい