陰日向に咲く
原作 : 劇団ひとり「陰日向に咲く」
出演 : 岡田准一・宮﨑あおい・伊藤淳史・平山あや・緒川たまき・塚本高史・
西田敏行・三浦友和 ほか
この原作本には、昨年末出会っています。
簡単に読めてしまいそうな本、それに「陰日向に咲く」という健気な印象から作者の泣き笑いの過去を綴った本と思い、買いませんでした。
80万部を超すベストセラーと聞いて、ますますそう信じていました。
それが又、近くの三越映画劇場で上映中。
この暑さを吹き飛ばす笑いを期待していたのですが・・・思惑は外れてしまいました。
舞台は、大型台風12号が接近していた8月の東京・・・
陰日向(=日の当たる所と日の当たらない所)のどこか日の当たらない9人の人々の話。
☂ パチンコにつぎ込んで借金地獄のシンヤ
☂ 売れないお笑い芸人だった寿子の母:鳴子
☂ 鳴子の恋した相方の雷太
☂ 雷太を探す寿子
☂ ストリッパーのジュピター
☂ 25歳でアイドルとしては崖っぷちの、みゃーこと3人の追っかけ:アキバ系若者
☂ エリートサラリーマン、リュウタロウ
☂ 大ぼら吹きのホームレス
それぞれがオムニバス形式で描かれていくその内に、伏線がぼんやりと見え隠れし始めて・・・
やがて繋がってしまうのです。
それが自然さを持っています。
皆少しずつ変…で、情けない人達。それにしても人間の弱さが妙にわかる気がします。
結局は、笑いながらも涙ぐんでしまいました。
チラシやポスターに≪一人じゃない。≫と大きな文字が目立ちます。…そうだね!と言いたくなりました。
いい映画でした~~
by kosuzume2
| 2008-07-13 20:16
| 映画・演劇など