アキレスと亀
監督・脚本:北野武/音楽:梶浦由記/挿入画:北野武
出演:ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、伊武雅刀、
大杉漣、筒井真理子、吉岡澪皇、徳永えり、大森南朋
『アキレスと亀』・・・俊足のアキレスはのろまの亀に永遠に追い付けないというパラドクスからの題名です。
主人公の真知寿が“亀”で、かみさんが“アキレス”なの。2人の関係を描くことで、
オレなりにパラドクスを解決してみたんだ。とは、北野武監督の発言です。
ストーリーは、幼少のころから絵を描き続ける売れない画家:真知寿(ビートたけし)と、彼を支える妻・幸子(樋口可南子)が、二人で芸術に打ち込んでいく物語。
裕福な家庭に生まれ、無責任かつ計算高く狡賢い大人達に持ち上げられた少年(吉岡澪皇)、賢そうで可愛くって品も良いな。
彼はずっと“画家になる”という夢だけを人生の指針として生きることになったのです。
しかし彼の作品は全く評価されることなく、妻と2人での創作活動は次第にエスカレートしていき、家庭崩壊、一人娘の死まで招きます。
アキレスと亀のパラドクスはあまりにも有名ですが、私何だか馬鹿らしくて・・・
要するに、アキレスが”亀がいる場所にしか行ことしない”からの現象なのに!
つまり”追っかけはするが、追い抜こうとしない”からですよね~~
それより・・・素晴らしい!と改めてその豊かな才能を知らされたのが北野武監督。
ピカソ、ポロック、ウォーホール、バスキア風のたくさんの挿入画、全部自作です。
子供時代の作品・・・良いです!好きです!
午後、ローズさんとお話・・・
美大出身のローズさんから\( ~∇~)/ エーーーッ!!な話を聞いてしまいました。
油絵の具、驚異のお値段でした。
セット(何色?)で、15万円が半額・・・もあり!
そんな良い絵の具が傑作の条件らしい、のです。ぶるぶる~~~
by kosuzume2
| 2009-01-08 23:42
| 映画・演劇など