こすずめ日記

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IN・・・桐野夏生

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桐野夏生 : 著
集 英 社 : 発行


【OUT】と言う、衝撃的な著作と関連があるのだろうと、漠然と思っていました。
おや、違いそうだな?と思ったのは、目次を見て・・・でした。
それは、
第1章 淫 / 第2章 隠 /第3章 『無垢人』(緑川未来男作) / 第4章 因 / 第5章 陰 / 第6章 姻 / 第7章 「IN」

主人公、女流作家鈴木タマキが今書こうとしている小説は『淫』と言う題名で、・・・以下、8ページ目の本文を数行転記します。
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緑川未来男の「無垢人」という作中作品、第3章にありますが、好きな作品です。
作者と妻、そして愛人の関係が無駄なくかつ淡々と書かれています。
これは緑川本人のある時期の暮らしを描いたことになっていますが、
作中の緑川の愛人〇子が謎に満ちていて・・・
タマキがその正体を明らかに、突き止めようとします。この部分は、ミステリーっぽい展開。

タマキ自身も編集者との不倫関係を精算したばかりですが、未だその泥沼から抜けきっていない現在・・・
〇子の謎を解くことと自分の恋愛を重ねることが、『淫』という小説のテーマになっている「恋愛の抹殺」になるのか?
そのつながりが私には理解できません。
理解できないついでに、 ↑ の引用文、原文のママですがこれが既に理解できない私、理解力なしですね。トホホ。

『IN』という小説の、「淫」、「隠」、そして基となる「因」等、好きになれない言葉の為でしょうか、この作品はどうも好きにはなれませんでした。
それにしては、ぐんぐん読ませられる・・・不思議さ。

【OUT】と【IN】のつながりは、実は作者の個人的な事情を知る人には納得出来ると風の便り~~ひそやかに~~
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by kosuzume2 | 2010-03-09 23:01 |
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こすずめ・こすずめ福持っておいで


by kosuzume2
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