こすずめ日記

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萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ

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   吉永 南央 : 著
   文春文庫 : 発行

   紅雲町(こううんちょう)で、趣味の和食器とコーヒー豆を扱う”小蔵屋(こくらや)”の主:杉浦(そう)は76歳。
   草の淹れる絶品で、しかも無料でサービスのコーヒー・・・
   そこに集まる常連たちとのちょっとした会話から小さな事件を嗅ぎとって~

   表題作「萩を揺らす雨」の他、
   「紅雲町のお草」「クワバラ、クワバラ」「0と1の間」「悪い男」の5編を収録。

   どれも題名が素敵です。この本、16トンさんのところで知って買いました。


        タイトルも素敵ですが、カバーのイラストもいい感じ・・・と読み始めて、あれぇ?
        帯の文字、小粋なおばぁちゃんが解き明かす、がなかなか馴染みません。

        草さんは、小粋とはちょっと違うし、この絵のように丸く治まった人でもないわ、と独り言。
        穏やかでお洒落で、出しゃばりではなくて・・・それなのに芯のある心得た人、が私の感じ。

        亀の甲より年の功で、人生経験豊かななお草さんが皆が気付かない事からするりと解きほぐす事件
        おばぁちゃん探偵と聞いて、
        ミスマーブルのような愉快・痛快・爽快なシャキシャキ老女を想像していたのは大間違いでした。

        「萩をぬらす雨」は、表題作だけあって実にお見事!
        素敵な・素敵な物語でした。

   ちょっと思い知ったのは、お若い方の老人に対する見かた。
   76歳のお草さん、私も同じ年代なの・・・
   お草さんが、気がかりなことを確かめに出掛けた夜中、出会った警官にボケた徘徊老人と錯誤されます。
   私も、夜中に出掛けたら同じかしら?・・・嫌ぁだ・・・悲しすぎ。
   ま、それにしてもお草さんの行動力には負けますが。
     


こちらに引越しました。
よろしくお願いします。

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by kosuzume2 | 2012-02-17 10:39 |
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