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こすずめ日記

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長生き競争!

笑えて切ない、年寄りファンタジー!
誰が一番長生きするかという賭けに乗った76歳の同級生たち、と帯にあります。
                                      黒野 伸一:著/小学館


長生き競争!_a0089450_20514082.jpg小学校時代の幼なじみ6人は76歳、誰が一番長生きするか?
メンバーは、聡・弘・明男・正輝・博夫と当時も今も皆の憧れのマドンナ規子。

「どうせなら金を賭けないか?」で、6人の長生き競争が始まります。
その「長生き競争」、いちばん長く生き残った人がその掛け金をすべて貰える。(ふう~ん?)
寿命にお金を賭けようという発想が、しっくり来ませんが、まぁいいか。

帯の<笑えて切ない>は、本当です。

題名から想像していたより読み応えのある本でしたが、どこかにうっすらと違和感もあるのです。

主人公:白石聡がありえないような、理想の年寄りだからかなぁ?
76歳になっても孤独ではない男性・白石には、わいわい語れる仲良しの同級生たちがいる。
ひょんなことから居候をさせたエリがいる。エリは、白石の趣味や行動に合わせられるし、家事もテキパキこなせるし、馬鹿にもなれる賢い娘。
エリと白石の40過ぎた独身の娘とのバトルが、面白く和めます。

更には、高校生や大学生の若い男の子達:エリの元のカレシとその後輩たちにも慕われ、大切に思われています。

たまには、初恋のマドンナとデートもします。

そんな、憧れのような老人が主人公ですが、それぞれに持病もあり、体は年相応に弱っていても心意気だけは昔のままの同級生達は、やがて一人づつ亡くなっていきます。
会話や生活は、軽いタッチながらしっかり心に沁みる、現実性があります。
人間の感性は加齢によって損なわれることはないという事です。

マドンナ規子は、100歳を超えた寝たきりの実父と、短気で粗暴で意識の乱れかかった夫を独りで介護している現実も書かれています。
読みやすくユーモラスに書かれていますが、考えさせられたり納得したりため息をついたり・・・と、笑えて切ないのでした。

生きること、死ぬこと、長生きすること。
考え出したら抜け出せません。

結末は、ふわりと穏やか・・・
後味の良い、一冊でした。

そして、読み初めに引っかかったお金の問題は・・・今回の老人達は、誰がより長生きを出来るのか、ということを賭けにして生きているのだけど、実際のところ、お金はどうでも良いのだと思いました。私の浅読みでした。

この本は、みえこさんお薦めでした。
買う前に、お友達から借りて貸して下さいました。
みえこさんは介護士さんです。その視点から見ると、もっと見方も違うのでしょうね。
by kosuzume2 | 2008-04-18 20:08 |
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