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こすずめ日記

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仏果を得ず

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三浦しをん/著
双葉社/発行

[文楽]の世界が覗ける小説です。
[文楽]は、まだ観たことがありません。

本を読んだのは、よしこさんにお借りしたから・・・
面白くって一気読み・・・とよしこさん。ならば、読みたい私ですが、わかるかしら?

結論:面白かった。そして、文楽の事が少し身近になりました。

文楽とは人形浄瑠璃のことで、義太夫節・三味線と人形劇から成りますが、主人公は、義太夫節の太夫:健(わたる)
伝統芸能の世界ではまだまだ若手の32歳。(たぶん・・・)、《恋》を取るか《芸》を取るかの選択では、迷わず芸を取る芸の馬鹿が、主人公。

歴史ある日本の伝統芸能の世界で繰り広げられる様々な出来事は、私のような生活をしている者にとっては、ただ珍しく面白いのです。

八章から成っていて、それぞれが文楽の有名な演目をうまく紹介してくれながら、話が進みます。各章が、読みきりの独立した展開はテンポ良く読めます。
「文楽」の知識は皆無でしたが、なにやらうっすらとかすかながら、糸口を掴みかかったような・・・

読み終わって、やっぱり文楽を観て見たい!とその魅力が伝わってきました。

ところで題名の「仏果」とは?
仏教用語で、修業を積むことによって得られる悟りのことを意味し、「仏果を得る」とは善心によって成仏することを言います。
健が、恋を二の次にしてまで修行を積もうとする芸の道への精進に由来しての命題でしょうが、八章:仮名手本忠臣蔵での、早野勘平切腹の場での科白(せりふ)「アア仏果とは穢らわしい。死なぬ、死なぬ・・・・」が、本命かもしれません。

そして、早速7月に文楽初体験の予定・・・フフフ。
by kosuzume2 | 2008-05-18 22:03 |
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