地上5センチの恋心

平凡すぎるぐらい普通のおばさんの少女のような美しい恋のお話です。
昼間デパートの化粧品売り場にいるのが妙に場違いな感じすらする、地味な女性ですが幸せに心が弾むと文字通り地面から舞い上がってしまいます。
彼女の名前は、オデット(カトリーヌ・フロ)。
美容師で、ゲイの息子と生意気盛りの娘と一緒に住む未亡人で、ジョセフィン・ベイカーの曲を歌いながら踊りだす陽気な性格。そして、人気作家バルタザールのロマンス小説を寝る前に読むのが最大の楽しみ。

そんな彼女に、夢のような出来事が!
オデットは憧れの存在のバルタザールに、ある日感謝の気持ちを伝えたいとファンレターを渡すことに成功する。

ちょうどその頃、バルタザールは最新刊が酷評され、挙句に妻がその評論家と浮気していることを知る。そんな時、オデットのファンレターを読み…。
欲張らなくても喜びを見つけられるオデット。
人生に成功して、地位も名声も欲しいものは全て手に入れても、喜びを感じられない人気作家バルタザール。
そんな二人の、地に足のついたロマンスは・・・・神様のいたずら?かご褒美か?ほっとする終わりを迎えます。
幸せは自分の中にある、自分を好きになることにある・・・
正確ではないのですが、こんなフレーズを耳にしました。しっかり覚えたつもりだったのですが、曖昧になっています。
でも、素晴らしい言葉です。(16日、追記)
オデットを演じるカトリーヌ・フロは50を過ぎて居るのですが、スリムでしなやかな体型と動きが、とてもチャーミング。
自分もあんなふうに歳を重ねたいです~
キャストは・・・良かったら、拡大して見て下さい。

by kosuzume2
| 2008-09-15 18:09
| 映画・演劇など