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こすずめ日記

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2007年 07月 29日 ( 1 )

松井今朝子著 吉原手引草

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ようやく買えました。

第137回 直木賞受章作品 <吉原手引草>
        松井今朝子著
        装画:宇野信哉  
        幻冬舎1680円


とても、面白かったです。
8月22日発売の「オール読み物」に掲載されるので、迷ったのですが買いました、単行本。
買って後悔なし、買って良かった。

まず気に入ったのは題名で、装画は期待していただけに少し不満足。装丁は良いか

一体何があったの?と謎の正体を求めて一気読み。
《江戸時代の吉原》などという縁遠い世界の、仕組みやしきたり・遊び方も解って面白い。キーワードは手引き

内容は・・・
身請け間近の、全盛を誇る花魁・葛城が突如行方をくらました。何故?何処へ?

葛城の行方を追って、正体のはっきりしない若者がいわゆるルポルタージュ、取材を進めます。
見世番、遣手、楼主、床廻し、幇間、女衒、指切り屋、女芸者などの人々が、それぞれが葛城との関わりを一人称で語る、口調と職業が自然で心地よいのです。

無駄のない、綺麗な言葉!と感動する文章は、リズムがあってとても読みやすく、わかり易い。
証言から見えてくる吉原という特殊な場所の姿に興味津々で引き込まれてしまいます。
今、私たちが使っている言葉の由来も垣間見えてきました。

ただ、ストーリーの展開には〝何か不自然?〝と思う部分があったり、結末の意外性は良かったのですが、因果が個人的には物足りません。
謎解きだけに、もっと納得したかったと思いました。

小説の大半は、だんだん結末が弱くなります。仕方がないのかしら・・・

今日の食事
 昼 サンドウィッチ(ハム・卵・海老カツ)・アイスコーヒー
 夕 ゴーヤチャンプル(豚肉・豆腐・卵)・こんにゃく味噌掛け・トマトサラダ・アーモンド・糠漬
by kosuzume2 | 2007-07-29 20:15 |
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こすずめ・こすずめ福持っておいで


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