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こすずめ日記

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2009年 01月 31日 ( 1 )

無痛 / 隠された鍵

このところ読んだ本2冊です。 
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           久坂部 羊:著           日本推理作家協会:編
            幻冬舎文庫               講談社文庫


                    ♪♭♪#♪♭♪
072.gifまず、無痛から。

新聞広告で馴染んでいて・・・自然に買ってしまっていた本です。
『外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師が、犯人を追いつめる』と帯に大書されて、そそられます。著者も、現職の医師・・・

人やその行動からその人の病気を見抜く気取りのない町医者=為頼英介が主人公。
病気…と言っても犯罪に関わる可能性の病気も直観的に見抜きます。
こんなお医者様に出会って、見て貰えてらいいなぁ~とため息交じりでどんどん読み進めます。

この小説のテーマは、刑法39条にありました。
刑法第39条と言うのは「心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する」という規定で、「精神状態が正常ではない時に犯した罪は、無罪になる」というものです。

この規定を熟知研究し、わざと該当する振り:演技をして罪を逃れようとする輩を如何にするか・・・?そう、最近聞きますね。
逆に、本当に何らかの病気がある人達とその家族を守ってあげなければならないという問題も考えさせられました。
結論の出せない問題です。

ただ途中から・・・障害者、先天異常について、医師はこんな目で見ているの?と、ドキリとする表現も沢山あって読むのが辛かったり、グロとしか感じられない詳しすぎる犯罪場面が多くなります。

かつて、看護婦さんをしていた友人が「医者も看護婦も、死に慣れているから・・・」といった言葉を思い出しながら、切なくなりました。


072.gifそして、隠された鍵です。
日本推理作家協会=編のミステリー傑作選・・・こういうものは、面白いに違いないでしょう。
9編の短編が入っていますが、私には馴染みのない作家さんばかりです。
どれどれ・・???

いやぁ~~なんだか古い探偵小説・推理小説のイメージです。
密室物や身代り物・大仰な物・どろどろ物など・・・読み始めたら読み通すの義務感で読みました。選択ミス!

最後の1編、池永 陽さんの「犬の写真」はミステリーというより落ちのある爽やかな短編という雰囲気で良かったです。
終わりよければすべて良し~としましょうか。
by kosuzume2 | 2009-01-31 20:46 |
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こすずめ・こすずめ福持っておいで


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