こすずめ日記

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2010年 03月 30日 ( 1 )

廃墟に乞う

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佐々木 譲 : 著
 文芸春秋 : 発行

短編集です。
「オージー好みの村」・「廃墟に乞う」・「兄の想い」・「消えた娘」・
「博労沢の殺人」・「復帰する朝」の六篇で構成されていて、
その中の「廃墟に乞う」が、第142回直木賞受賞作品。

休職中の刑事:北海道警の仙道孝司が主人公。
或る事件で心に痛手を負い、PTSD治療中の仙道のところに、警察の捜査に不満のある人たちが、次々事件の解決を願って登場します。

「私立探偵」もどき・・・です。
というのは、休職中とはいえ警察組織にコネも利きますし、情報も手に入れやすい立場でもあり、
何より、確かなな身分で動けますから。

警察の面目を立てながら、穏やかな捜査を進める仙道は人の心や情を優しく汲み取ります。
依頼者からの事件解決が目的とすれば、犯人や動機がはっきり書かれていないのが物足りないのですが、
サスペンスというよりは、ミステリーがらみの小説を読む気分です。

映像化しやすいそれぞれの作品、もしかしてテレビドラマのシリーズ化も眼中にあるかもしれません。
きっと・・・そのうち!


時間があれば、もう一度読み返したい・・・好きな本でした。
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by kosuzume2 | 2010-03-30 20:22 |
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こすずめ・こすずめ福持っておいで


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