-
[ 2011-01 -17 21:18 ]

矢 橋 昇 : 著
中日出版社 : 発行
「BOOK」データベースによりますと、
交通評論家。昭和10年生まれ。岐阜県大垣市出身。放送ジャーナリスト(東海ラジオ放送)時代から、一貫して交通事故防止や交通安全教育関係の番組制作を手掛け、その後、独立して、交通問題とコミュニケーションを中心とした社会性育成に関する研究・評論・教育活動に取り組む。長年にわたり愛知、岐阜、三重各県及び東京都の安全運転管理者講習講師、愛知県をはじめとする自動車教習所指導員法定講習の講師を務めるほか、交通安全関係の各種の委員会の委員、関連機関の役員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)・・・と言うことですが、
著者はそこそこ親しい先輩で、そのご本人からから頂いた本です。
我々後輩にとっては、穏やかで、物知りで、優しいハンサムな人・・・それだけ。
そして、この本の著者でもあります。
本屋さんにあっても手に取らないかも知れない、ちょっと固い題名。
サブタイトルに、”民度としての交通安全”もやはり魅力的な題名とは思えませんが、
愛知県安全運転管理協議会の機関誌「AAKK」に連載した随筆集の書籍化、と聞けばやむを得ないかもしれません。
それでも目次を追うと、とても素敵なタイトルが並んでします。
”傘かしげ” ”旅は道連れ” ”桃の節句” ”秋の夕べ” ””きれいごと” ”歳相応“ ”七三歩き”
などなど・・・こういった言葉の美しさ、大好きです。
内容も、お説教じみた感じはあまりなくて・・・日本の情緒に触れながら、
車だけではない歩行者や自転車などのごく普通のすべての人々の安全と安心を≪交通マナー≫を通して改めて考えさせられるものです。
生きて、社会と繋がっているすべての人に是非読んでみて頂きたい本でした。

太田 光 : 著
新 潮 社: 発行
【爆笑問題】の太田光の、初めての小説です。
新聞やTVなどでの評判がなかなか良く、実際に見ても魅力を感じた本。
好きな作家、角田光代さんの絶賛にお財布をひらいて・・・
正直な事をあからさまに言ってしまえば、がっかり~~
9編の短編集ですが、どれもわざとらしいお話と文章でこれも小説?と首をかしげながらとりあえず読み終えました。
度々、TVで見る太田光さんの姿と口調が浮かんでは消え、消えてはまた現れます。
TVて見るこの人の、飄々としながら醒めたとぼけた雰囲気と思想・・・本当は結構好きなのですが、
本の中に現れる彼には、うっとうしさを感じます。
この本が、もし無名の例えば私が書いたとしたら・・・?
こんなに好意的な評価は得られなかったと確信します。
本=小説や文学と言う物は、そんなに甘いものではないと1500円の無駄遣いが残念になりました。
突然ですが、
More乾燥大根葉・・・こちらで質問がありましたので、作ってみました。